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Photoshop(・Illustrator)1−2

楽してHDR画像を作りたかった

ハイダイナミックレンジ(HRD:High Dynamic Range)画像は、一つの被写体を露出を変えて何度か撮影し合成して作った明るさの変域を広げた画像です。〜1―1から引用〜


このHDR画像を最近のカメラは自動で作ってくれるという。これは、心憎いヤツです。
所持品では対応が難しい写真の仕事依頼があり、管理人はどこまでも伸び続けるスカイツリーから飛び降りた気持ちで、レンズではなく、レンズセットのカメラを購入。それが、自動HDR機能を持つ、カメラでした。


気になりませんか?
HDR画像。
早速、試してみました。
HDR.jpg


あれ? 思わず、疑問符が浮かび上がりそうな画像ができました。


実は、このカメラの自動HDRは自動的に露出を変えた画像を重ねてくれるのですが、一枚の写真を内部で同時に処理しているわけではなく、一枚ずつ露出を変えて高速連写で撮影してから合成処理をしてくれているのです。
つまりは時差が生じているということなので、動きのあるものを被写体にしてしまうとブレてしまうのです。こういった場合は、別ソフトで手動調整しながら重ねたほうが、まだ見られる画像になるのかもしれません。


7コマ/秒という、今まで2.5コマ/秒のD40とお付き合いしていた管理人には未知との遭遇ともいえる速さを誇っているにも関わらず、ブレは生じます。ただし、今回は、カメラとのお付き合いが浅く、「ご趣味は?」「カメラを少々」というような、よそよそしい探りを入れている時期なので、HDR処理をオフにした際にも、この構図ではボケていました。
HDR.jpg


このままではカメラの評判を下げかねないので、別角度で撮影したものを。
HDR.jpg


きれいなボケが売りというカメラではありますが、さらに背景もクッキリさせてしまえば、HDR画像ぽく見えるのではないかと思い、空にピントを合わせた画像を合成しました。HDR.jpg


それらしく見えてきたので、さらに、トーンカーブを操作してみました。HDR.jpg
補足しますと、調子に乗って、パーツごとに色調や描画モードを変え、葉や茎に至っては、墨絵に変えてしまいました。


結局、Photoshopの自動HDR処理以上の時間がかかってしまいました。ラクにモノを作るにも技術が必要のようです。


HDR画像に適した被写体は静物であると一般的に言われています。管理人も大いに納得しています。今回は、静物のつもりが強風により動きのあるものに変わってしまいました。
更新は滞りがちですが、このサイトを立ち上げてから、気づけば、毎日6時間は画像やタグと戯れてるので、この分野の成長度合いについても、素人の足あととして参考にしていただけるとうれしいです。

まだまだ全てが発展途上の管理人が撮影時に使用したツールは、次の通りです。カメラ:SONY NEX-α5、レンズ:SONY:E 16mm F2.8に、紫外線軽減フィルターを着用。

なお、画像の加工は変わらず、Photoshop extended CS4で行っています。